社長インタビュー

2024年12月期第2四半期の業績についてお聞かせください。: 当中間連結会計期間は、米国経済は金融引き締めが継続する中、企業の設備投資には減速感が見られたものの、良好な所得環境に支えられて個人消費は安定して推移しました。
主力の海外OPE（Outdoor Power Equipment）は、北米市場でのテレビ広告などのプロモーション効果に加え、安定した市場環境にも支えられた結果、ホームセンター向けを中心に好調に推移しました。
欧州市場は依然として景気・消費の停滞が続いたものの、ロボット芝刈機の新モデルの販売が伸長するなどし、海外売上高は増収となりました。国内市場は景気に緩やかな回復傾向が見られる中で、農業用管理機械の新製品効果や、昨年からのディーゼル発電機等の堅調な販売により一般産業用機械も増収となり、着実に売上を伸ばすことができました。
利益面については、中国子スポーツベットアイオーボーナスの清算による原価低減や為替が円安に推移したことなどにより、営業利益、経常利益、親スポーツベットアイオーボーナス株主に帰属する中間純利益のいずれも増益となり、売上高、各利益項目全てにおいて中間期の過去最高を更新しました。
2024年12月期の業績の見通しについてお聞かせください。: 当第2四半期における業績の進捗状況や最近の動向をふまえ、従来の通期業績見通しを上方修正することとしました。売上高は前回見通しから20億円増収の1,600億円を見込んでいます。利益面についても、営業利益を32億円増の175億円、経常利益を32億円増の170億円、親スポーツベットアイオーボーナス株主に帰属する当期純利益を30億円増の130億円にそれぞれ上方修正しています。
最後に株主還元についてお聞かせください。: 当社は、過去の配当実績に基づく安定的な配当の継続に加え、経営環境や当社業績および財務状況を勘案するとともに、株式市場の動向も注視しつつ総合的な還元策を検討することを方針としております。当第2四半期における業績および中長期的な展望を踏まえ、2024年6月30日を基準とする中間配当につきましては、前回予想に対して10円増配の1株当たり40円とさせていただくこととしました。
なお、期末配当予想につきましても、同様に直近の配当予想から10円増配した40円に修正いたします。これにより、年間の配当予想は1株当たり80円となり、前回予想から20円、前期実績から25円の増配を予想しております。株主のみなさまには、引き続きご理解、ご支援を賜りますよう、お願い申し上げます。